アーティゾン美術館

フランス語文学文化専攻内にある美術史美術館コースで学ぶには、一般入試のほかに社会人向けなど複数の入り口があります。
特に美美コースへの希望が明確な人向けに、美術館などミュージアムでの活動に継続的・積極的に参加した経験を評価する自己推薦型入試「美術館体験入試」(通称)が実施されています。

美術館体験入試 [通称]
  • 美術史美術館コースは、フランス語文学文化専攻内に設置されています。他の専攻・プログラムからは履修できません。まずは、この専攻に入学する必要があります。
  • フランス語文学文化専攻では、美術史美術館コースで学びたい方々を念頭に、美術館を中心とするミュージアムでの活動歴を評価する入試を開始しました。「美術館体験入試」は通称で、正式名称は「自己推薦入試【専攻適性型】」です。
  • 多くの美術館では、日々の運営をボランティアが担っています。またさまざまな教育普及プログラムを展開して、単なる見学や鑑賞を超えた、能動的な美術館体験を可能にしています。これらの活動に継続的(1ヶ月、半年、1年など)・積極的に飛び込んだ経験を評価します。なお、一般的な鑑賞経験、あるいは高校などミュージアム外での展示体験、音楽やバレエなど美術以外の芸術分野に関する体験などは、この入試の対象外です。ご留意ください。
  • 美術史と美術館について前向きに学び、能動的に人と関わる姿勢、軽やかなフットワークと発信力を持つ方々の志願を期待しています。美術や美術館に積極的な関心を持つことは期待されますが、詳しい知識は必要はありません。
  • 入学後は美術史美術館コースの学修を通じて、希望と適性にもとづきながら、学芸員などの専門的職業、あるいはそれぞれの関心に基づく分野(一般企業、公務員など)に進むことをめざしましょう。
  • フランス語の学習歴は問いません。
  • 入学定員は、4名です。
  • 試験の流れ
    • 1次選考(書類選考):美術館での継続的な活動を証明する書類と、その経験に基づく小論文(4,000字程度)により、活動内容や美術史・美術館への関心、学修への積極性を確かめます。知識を問うわけではないので、書籍やサイトで調査したことを書く必要はありません。美術館での継続的な活動を通して、自分で考えたことを書いてください。個人の実体験に基づかないものは、高く評価できません。
    • 2次選考:1)専攻別試験 と、2)面接が課されます。「外国語試験」は受験の必要はありません。専攻別試験は、スライドで図版(写真)を見ながら教員と志願者によるグループディスカッション形式で行います。西洋美術に関する知識ではなく、前向きに学び、積極的に発言する姿勢を評価します。その後の面接では、入学の意志、学修意欲、入学後に学修したいことを中心に確かめます。
  • 入学試験要項
    • 2025年度【特別入試】入学試験(2024年度に実施)の要項は、こちらからダウンロードできます。ページ中程の、「文学部」の項目をご覧ください。美術館体験入試(通称)については、「自己推薦特別入学試験要項」内の、「フランス語文学文化専攻」による「専攻適性型」の箇所をご覧ください。出願資格はp.2、出願書類はp.9以下、2次選考についてはp.16が重要です。
    • なお美術館体験入試の2次選考では、試験場でスライドを投影して出題しており、プリント等での配付はありません。そのため、過去問題の掲載はありません。ご了解ください。
  • 入試日程
    • 2024年の出願期間は、9月2日(月)10時〜9月6日です。
    • 1次選考の合格発表は、10月18日(金)11時です。
    • 2次選考は、10月26日(土)に行われます。
    • 合格発表は、11月7日(木)11時です。
  • 入試実績
    • 2021年度、2022年度、2023年度実施の美術館体験入試の入学実績は、合計8名です。
その他の特別入試
  • 各種推薦入試
    • フランス語文学文化専攻には、もうひとつの自己推薦入試(【外国語型】)のほか、附属高校からの推薦、指定校推薦、スポーツ推薦を通して入学することができます。どの入試から入学しても、美術史美術館コースを希望して学ぶことができます。
      • 自己推薦入試【外国語型】では、フランス語、英語、ドイツ語の資格により出願することができます。外国語の筆記試験と面接により選考します。この方式で入学した場合も、もちろん美美コースで学べます。フランス語・英語・ドイツ語のいずれかに堪能な方は西洋美術史の学修に際して非常に有利で、卒業後は海外の美術館とのリレーションなど専門的な分野で活躍できる可能性があります。
      • 指定校、附属高からの推薦入学により、美美コースで学ぶ受講生も多くいます。
  • 学士入学試験
    • 美術史を学びたい社会人の方は、学士入学試験を利用できます。入学の時点で4年生大学を卒業して学士号を持つ(見込みを含む)方が対象です。試験科目は、小論文・フランス語・面接です。他のコース生とともに美術館を訪ねながら、美術史を集中的に学ぶことができます。美術史・美術館に深い関心のある方を歓迎します。
      • 他大学のフランス語・フランス文学専攻を卒業された方は、受験できません。外国の大学で学士号を取得された方は、事前に文学部事務室にお問合せください。
      • 学士入学した場合、入学年次は3年次です。3、4年次の2年間在学し、主にゼミで学ぶことになります(最長で4年間在学できます)。所定の条件を満たす場合、88単位を限度に、他大学で既に修得した単位を移行することができます(必ず88単位が移行できるとは限りません)。もちろん大学院への進学を目指すこともできます。
      • 選考方法は、1)小論文 2)フランス語 3)面接 です。
      • 2024年の出願期間は、10月28日〜11月1日です。例年10月末から11月初旬にかけての時期が、出願期間です。
      • 試験は12月初めです。2024年は、12月7日に行われます。
      • 「2025年度文学部学士入学試験要項」は、こちらからダウンロードできます。
      • 出願書類は郵送によるお届けとなります。取り寄せについては、文学部事務室(042-674-3718)にご連絡ください。
      • 美術史やフランス語の試験準備学習については、「大学院美術史コース」ページ下部の「ブックガイド|美術史を学ぶために」のコーナーをご参考ください。
  • 特別入試全般のご案内については、こちらをご覧ください。
一般選抜(学部別選抜 [一般方式、英語外部試験利用方式]・6学部共通選抜・大学共通テスト利用選抜)
  • 学部別選抜一般方式
    • フランス語文学文化専攻として、3教科で入試を行います。
    • 美美コース・語文コース別の定員はありません
    • もちろんこの時点では、フランス語の知識は問いません。美術史に関する出題もありません。
    • 試験科目:英語/国語/日本史・世界史・数学から1科目選択(合計3科目)。
    • その他、英語外部検定や共通テストを利用した試験もあります。
  • 英語外部試験利用方式
    • 各種英語資格、検定のスコアで受験できます。
  • 6学部共通選抜(旧統一入試)
    • 問題は6学部共通で、1回の試験で複数の学部・専攻を志願できます。
  • 大学共通テスト利用選抜(単独方式)
    • 大学入学共通テストの指定科目の得点のみで合否を判定します。
    • 学部・学科や教科型よって、受験教科・科目や、合否判定に使用する教科・科目が異なります。
  • 一般選抜の入学試験要項については、こちらからダウンロードできます。
  • 文学部紹介は、こちらから。